「e-konの道をゆく」掲示板

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奥出雲の民家 - kotaro

2017/08/13 (Sun) 22:58:45

こんばんは。8月3日の夜から1週間以上の旅行に出ていました。
特に目的は薄く、行った先は、昔訪ねた場所であったり、自身のルーツを訪ねたりでした。
その中で、久しぶりに島根県の奥地で、木次線の亀嵩駅付近を抜けて、安来に到るルートを30年ぶりに走りました。
安来の手前にある広瀬と言う場所も訪ねたかったのですが、比田という場所に行きたかったです。
須藤鐘一という殆ど知られていない昔の作家の本が手元に長くあり、この人の出身地を見たかったからです。
亀嵩から比田、広瀬に至る道は、たたら製鉄の跡がいくつか残っており、広瀬は尼子の月山城で知られますが、中国広範囲を支配したバックは、製鉄技術ではと思いました。
須藤鐘一に関しては、地元でも研究が少なく、私が持つ本は後年、三越宣伝部に勤めていた頃のものです。
写真の民家は、塀はないのですが堀があり鯉が泳ぎ、水辺の花が咲いて見事でした。
いくつかの別棟は何に使われたのか。蔵は奥に建っていました。
こういう独特の建築を見ると、元は何を稼業だったのか気になります。
一瞬で走り抜けた旅でしたが、今は心に残った風景を整理しているところです。
よきお盆をお過ごしください。

Re: 奥出雲の民家 - e-kon(管理人)

2017/08/14 (Mon) 19:24:00

こんばんは、kotaro様
書き込み、ならびに写真をありがとうございます。

よい旅をおすごしになられたんですね。拝見させていただいて、年齢とともに旅も大きく変わる、そのように感じたりしていました。
そういえば自分の場合でも、同じ所を訪れても、若い時に訪れた時とは全く違ったものを見ていたり、同じものを見ても違うことを感じたり、また同じ人と出会ってもそのえらい変わりように驚いたり、年齢を重ねるともうお出会いできない存在になっていたりなど感じるとともに、自分も変わっているのだろうなぁなど思ったり・・、なんだかそれにより自ずと旅のペースも変わっていたように思います。
旅は日頃出会えないものを見る刺激から、いろんなものを見、感じているのでしょうね。それにより、自分を見つめ直して見たりとか・・そういえば長らく旅に出ていません。旅に出て体を浄化させたい、そのように思っています。
kotaro様も長い旅でお疲れのことと思います。ゆっくり体をお休めください。

添付の写真は旅とは関係ありませんが、先日訪れた「島津越え(五僧越え/滋賀県犬上郡多賀町)」の道にある地蔵堂です。歴史ある道で、関ヶ原の合戦で鹿児島の島津藩が徳川陣を中央突破した後に通ったともいわれている道です。今でも郷土の英雄を讃え、夏には地元鹿児島から関ヶ原踏破隊がやってきます。その様子を撮影しようと訪れたのですが、日を間違ってしまったためか出会えませんでした。写真の大きな杉は薩摩杉と呼ばれており、後に薩摩藩から送られたものが成長したもの、そう伝えられています。

Re: 奥出雲の民家 - kotaro

2017/08/16 (Wed) 10:58:40

e-kon様、返信ありがとうございます。
Facebook内の投稿も読んで頂き、感謝いたします。
来年で明治維新150年に当たり、この所もう一度、近代を回顧しようという動きも多いです。
黒船来航から始まった日本の近代化は、ちょうど50年前の頃は、切手ブームもあり、修交通商条約などの100周年切手が次々と発行されて、小学生後半の私には、よい勉強になりました。

その頃の我家は、父が製鉄所の技術者で、そのお陰で生活が出来、高校と大学まで苦労もせずに進めました。
今回の産業の歴史紀行を通じて、感慨深い体験になりました。

鉄道の開通で、山陰の山奥の青年が、東京の大学に進み、小説を書いて、後の世の私がこれを読み感慨する。これも面白い回顧の旅に繋がりました。

私は次の仕事を探して、最後の生業になればと希望もあります。いま、漠然と、来し方の150年が近代の始まりから終わり、この後の150年間くらいを悪い頭なりに予測して、土台のとっかかりくらいは構築していけないか。
暑い夏に、疲れを癒してから、秋に向いたいと思います。
ところで管理人さまは、URLの機能などを使って、Facebook等の連動は、考えてはおられないのでしょうか。
失礼いたします。

Re: 奥出雲の民家 - e-kon(管理人)

2017/08/17 (Thu) 21:43:42

こちらこそ、掲示板に書き込みいただき、ありがとうございます。
もう1年近く動いていない当サイトですが、唯一掲示板だけが微かにうごいている状況で、こうして動かしていただいてることに感謝しております。

面白いですね。なにか日頃にない動きをすることから得る刺激は、いろいろなこれまでの記憶や経験をかき混ぜてくれて、それがまた思わぬ展開を見せる。旅はそういったことの最高の手段の一つなのかもしれません。毎日変わらぬ生活が続くと、心が淀んでいくのが自分でもよくわかります。そういえばサイトもすっかり淀んでしまっています。それでも毎日訪れてくれる方たちがいてくれるのは、本当にありがたいことです。

>ところで管理人さまは、URLの機能などを使って、
>Facebook等の連動は、考えてはおられないのでしょうか。
Facebookを始めてはみたものの、無精者の私には、使い方はもちろんですが活用の仕方なども今ひとつ理解していない状況にあります。操作的なことより、気持ち的なことなのかもしれません。Facebookにサイトやブログ、関係しているいくつかのURLは載せてはいるのですが、肝心のFacebookが活用できていないためあまり意味のあるものとはなっていません。上手に道具として使えるといいのですが・・。

さまざま蓄積を持たれ、様々な活動をされてきた kotaro様が、この先どのような展開をされようとしているのか、楽しみにしています。こちらもひと段落がつきましたら、サイトの更新をしていきたいと思っています。

写真は鈴鹿の山中の岐阜と滋賀の県境、五僧峠という所から見た岐阜県側の風景です。ほんの最近まで岐阜から峠までは歩くしか術はなかったのですが、今では立派な林道がつけられています、画面中央少し下に、その道があります。

Re: 奥出雲の民家 - kotaro

2017/08/22 (Tue) 08:37:42

こんにちは。まだまだ残暑が続きます。
返信になりますが、私はブログ社会の消長を見て来て、自分も数年前まで毎日熱心に書いて来ました。
そろそろ終わりなのか、壁に当たった事例を見ることが多いです。決してこちらのページの批評ではありません。
SNSは抵抗がありました。自分の都合の良い書き方で表現し、見せることは、メディアにいた人間として、これはジャーナルではないだろうと。
今は宣伝と記事の境がありません。
長年培って来た方法論が崩れ、一番惨憺たる媒体が雑誌です。新書みたいに広告のないメディアは、まだ活発です。
新聞は苦しみつつ、存続に活路でしょう。

次に来るネット情報表現が確立されれば、SNSも退潮になると思います。
ただgoogleが出て来た時から、雲や海のようにお金が付いて、これが経済に影響し、情報が取捨される理由の最もが、金になるか、なのだと思います。
米トランプ大統領の誕生も、従来型政治論から、新体制が勝ってしまっただけで、歴史が覆った訳ではないと思います。
この辺の見極めが、実に危うく影響され易い。ただ我らもインターネット頼りの交際です。
私は眼で見て来た事実しか信じません。現場主義は時代が発達しても、裏切ることはないでしょう。
e-kon様の奥地への探訪は、近頃多い好奇心に野心が着いた物でなく、純粋な好奇心と思索だと思います。
自信を持たれてください。

Re: 奥出雲の民家 - e-kon(管理人)

2017/08/24 (Thu) 01:25:38

こんばんは、kotaro さま
お気遣いいただき、ありがとうございます。

そういえば、このサイトを始めてもう10数年、途中からは「たまに一言」というコーナーがメインになり、まとまりなく書きつづりながら今に至っています。更新は甚だ停滞しているのですが、幸い興味関心は尽きることなく、山村を訪ね歩く日々が続いています。「(お前に)野心がもう少しあれば・・」などと言われたことも何度かありますが、そうなってしまうとたぶん嫌になってしまっていたことでしょう。そういった甘さで、続いてきているのだと思います。

>私は眼で見て来た事実しか信じません。
>現場主義は時代が発達しても、裏切ることはないでしょう。
長らくプロの物書きをされてきた方ならではの、いいことばですね。その通りだと感じます。

写真は鈴鹿山中の山の集落「杉」の茅葺家屋です。残念ながら、もうだいぶ前に倒壊してしまいました。

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